風水で選ぶマンションの部屋番号！運気が上がる階数と対処法を解説

新しい住まいを探す際に風水やマンションの部屋番号が気になるという方は少なくありません。これから毎日暮らす場所だからこそ、風水と部屋番号の関係を知っておきたいと思うのは自然なことです。特に部屋番号の縁起が良いのか悪いのか、あるいはマンションで不吉な部屋番号はあるのかと不安を感じることもあるでしょう。また、風水的に良いマンションの階数は何階なのか、そもそもマンションの部屋の番号はどのように決められているのかといった疑問を持つ方もいるかもしれません。部屋の風水や方角だけでなく、部屋番号のスピリチュアルな意味まで深く理解し、納得のいく物件選びをしたいものです。

風水でマンションの部屋番号を選ぶポイント

マンションの部屋の番号はどのように決まる？

マンションの部屋番号には一定の規則性があり、基本的には階数と部屋の位置を組み合わせた数字で表されるのが一般的です。多くの物件では3桁または4桁の数字が使われ、百の位（または千の位と百の位）が階数を示し、下2桁がそのフロア内での部屋の並び順を表すことが多いです。

例えば「305号室」であれば3階の5番目の部屋、「1208号室」であれば12階の8番目の部屋という意味になります。このように規則的に番号が振られることで、郵便配達や来客時にも部屋の場所が特定しやすくなっているのです。また、下2桁の番号は縦の列で揃えられており、201号室の上が301号室となっているケースも多く見られます。

ただ、すべてのマンションが単純に連番になっているわけではありません。オーナーやデベロッパーの意向により、特定の数字を欠番にすることがあります。日本では「4」や「9」といった数字が死や苦を連想させるため、103号室の次が105号室になっていたり、4階や9階そのものが存在しない表記になっていたりと、住む人の心理に配慮した番号設定がなされている物件も存在します。

風水における部屋番号の吉凶と意味

マンションの部屋番号やホテル客室や病室、フロア表記に4・9を使うなってのは昔はほぼ絶対だったけど、最近は忌み数とか気にする人が減ってきてるよなぁってのは昔ほど風水含めて考えてた不動産や施主が減ってるってことなんだろか。

— Loose Cannon Lounge (@LooseCannonLNGE) December 30, 2024

風水において数字は単なる記号ではなく、それぞれが固有のエネルギーを持つと考えられています。部屋番号の吉凶を判断する際には、数字そのものが持つ意味を知ることが第一歩となります。ただし、風水には「三元九運」という時間の概念があり、20年ごとに数字の吉凶が変化するとされている点には注意が必要です。

2024年から2043年までの期間は「第九運」と呼ばれ、この期間において最もパワーが強く幸運とされる数字は「9」であると多くの流派で考えられています。次いでこれからの運気を支える「1」や「2」も良い数字とされることがあります。一方で、前の時代に栄えた数字である「8」は徐々に力が弱まると考えられることもありますが、依然として吉数としての性質を保っていると解釈されることも多いです。

部屋番号の縁起が良い数字と悪い数字

一般的に縁起が良いとされる数字として、「1」「6」「8」「9」などが挙げられます。「8」は漢字の「八」が末広がりであることや、横にすると無限大の記号のように見えることから、豊かさや繁栄を象徴する大吉数として長く愛されてきました。ただし、前述の通り時期的な運気の移り変わりにより、そのパワーバランスは変化すると考えられています。

現在の第九運においては、「9」が最高の吉数とされることが多いです。「9」は「陽の極み」とも呼ばれ、情熱やカリスマ性、知性を高めるエネルギーを持つと言われています。さらに「9」は日本語の語呂では「苦」に通じると嫌われることもありますが、風水的には「久（永く続く）」という意味もあり、決して悪い数字ではありません。

一方で、縁起が悪いと懸念される数字には「2」や「5」があります。「2」は病符（びょうふ）と呼ばれ、健康面に不安をもたらす可能性があると伝統的な風水では言われています。「5」は五黄（ごおう）と呼ばれ、強力な腐敗や災難を招く恐れがある凶数とされることがあります。ただし、これらはあくまで伝統的な解釈の一つであり、全ての状況で必ず凶となるわけではありません。

マンションで不吉な部屋番号は？

マンションの物件確認で久しぶりに「風水気にする人だから、部屋番号教えてくれ」って言われた。

— いで太郎 (@ide_taro) October 28, 2024

マンションにおいて特に不吉とされる部屋番号は、日本の文化的背景や語呂合わせによる影響を強く受けています。代表的なのが「4」と「9」です。「4」は「死」を、「9」は「苦」を連想させるため、これらを含む部屋番号、特に末尾が「4」や「9」の部屋は心理的に敬遠される傾向にあります。

しかし、風水の理論において「4」は必ずしも悪い数字ではありません。象意としては「恋愛」や「学問」「ご縁」といったポジティブな意味も持っています。つまり、「4＝不吉」というのは風水の教えというよりも、言葉の響きを気にする日本独自の文化的な側面が強いと言えます。

また、海外の文化が影響しているケースとして「13」も挙げられます。キリスト教圏などでは「13」が不吉な数字（忌み数）とされるため、外資系のホテルやマンションでは13階や13号室を設けないこともあります。さらに、「42（死に）」「49（死苦）」といった組み合わせも、その語呂の悪さから心理的に避けられがちです。

風水的に良いマンションの階数は？

風水の観点から見ると、マンションの階数は「大地の気（地気）」を受け取れるかどうかが重要なポイントになります。大地のエネルギーは地面に近いほど強く、上に行くほど弱まると考えられています。そのため、風水的に最も良いとされるのは1階から5階程度の低層階であるという説が一般的です。

特に、地面に近く自然のエネルギーを直接取り込みやすい「1階」や、安定感がありつつ適度な高さもある「3階」は良いとされることがあります。木々が育つ高さまでが大地のパワーが届く範囲とも言われており、窓から緑が見える高さであれば、自然の恵みを受けやすいでしょう。

一方で、タワーマンションなどの高層階は、眺望が良く開放感があるというメリットがある反面、大地の気が届きにくく、地に足がつかない状態になりやすいというデメリットも指摘されています。高層階に住む場合は、インテリアで土の気や植物の気を取り入れる工夫をすることでバランスを整えることが推奨されます。

部屋番号のスピリチュアルなメッセージ

マンションの物件確認で久しぶりに「風水気にする人だから、部屋番号教えてくれ」って言われた。

— いで太郎 (@ide_taro) October 28, 2024

部屋番号には風水的な意味だけでなく、スピリチュアルなメッセージ（エンジェルナンバーなど）が含まれていると捉える考え方もあります。これは風水とは異なるアプローチですが、ふと目にした数字や、自分が住むことになった部屋番号には、今のあなたに必要な意味が隠されているかもしれません。

例えば、「111」や「333」などのゾロ目は、直感力が高まっていたり、高次の存在からのサポートが得られたりするサインと言われることがあります。ゾロ目の部屋に住むことは、強運や転機の訪れを示唆している可能性があります。また、自分の誕生日の数字が含まれていたり、直感的に「好きだ」と感じる数字であったりする場合、それはあなたにとっての「ラッキーナンバー」であり、その部屋との相性が良いことを示していると考えられます。

マンションの部屋番号が風水的に悪い時の対処法

部屋の風水は方角や間取りも重要

部屋番号の数字が風水的にイマイチだったとしても、落胆する必要はありません。風水において運気を決定づける要素は数字だけではなく、むしろ「立地」「方角」「間取り」の方が影響力が大きいとされることが多いからです。

まず確認したいのは、玄関や窓の方角です。東や南から明るい日差しが入る部屋は「陽の気」に満ちており、住む人の運気を活性化させてくれると考えられています。また、風通しの良さも重要です。良い気は風に乗って運ばれてくるとされるため、空気が滞りなく流れる間取りは吉相と言えます。

さらに、「鬼門（北東）」や「裏鬼門（南西）」にトイレやキッチンなどの水回りがないかどうかもチェックポイントですが、マンションでは間取りを選べないことも多いため、掃除や換気を徹底することで凶意を避けることができるとされています。部屋番号よりも、日々の暮らしの環境を整えることの方が運気アップへの近道なのです。

玄関マットや鏡で悪い気をブロックする

この風水玄関マット、ガチでやばい。八角形に四神獣が配置されてて、風水的に金運と家全体の気の流れを整えるって言われてるの。友達が玄関に敷いてから「良い出会いが増えた」って。家の入口から運気を迎え入れる意識が持てるようになるの、本当にすごい…！ pic.twitter.com/M9IK5Mdyqo

— きき🍒 (@kikicosme_) November 18, 2025

部屋番号や外からの邪気が気になる場合、玄関に対策を施すのが効果的です。玄関は全ての気の入り口であり、ここで悪い気をシャットアウトし、良い気だけを招き入れることができれば、家全体の運気が安定します。

おすすめのアイテムの一つが「玄関マット」です。玄関マットは外から持ち帰ってしまった悪い気を払い落とすフィルターの役割を果たすと言われています。できるだけ天然素材のものを選び、こまめに洗濯して清潔に保つようにしましょう。明るい色味のものを選ぶと、玄関の雰囲気も明るくなり一石二鳥です。

また、「鏡」も強力な風水アイテムです。一般的に、玄関を入って右側に鏡を置くと仕事運や対人運が、左側に置くと金運がアップするという説があります（※流派によって左右の解釈が異なる場合があります）。ただし、玄関のドアの真正面に鏡を置くと、せっかく入ってきた良い気を跳ね返してしまうとされるため、配置には注意が必要です。

観葉植物や盛り塩で運気を上げる

部屋の中に溜まった悪い気を浄化し、良いエネルギーを循環させるためには、生きている植物の力を借りるのがベストです。「観葉植物」は、呼吸をするように悪い気を吸い取り、清浄な気を吐き出してくれる天然の空気清浄機のような存在であると風水では考えられています。

葉の形や向きによっても効果が異なります。葉が上を向いている植物（パキラなど）は「陽の気」を発し、活力を与えてくれます。一方、葉が下を向いている植物や丸い葉の植物（モンステラなど）は「陰の気」を持ち、リラックス効果や人間関係の調和をもたらします。

また、古くから日本に伝わる浄化方法として「盛り塩」も有効です。小皿に天然の粗塩を円錐形に盛り、玄関や部屋の四隅、トイレなどに置くことで、場を清めることができます。塩は邪気を吸着しやすいため、1週間から10日程度で新しいものに取り換えるようにしてください。

カーテンやインテリアの色で運気を補う

部屋番号や方角の持つエネルギーバランスを整えるために、カラー風水を取り入れるのもおすすめです。面積の大きい「カーテン」やラグ、ソファカバーなどの色を工夫することで、部屋全体の気の性質を変えることができます。

例えば、北向きで冷えやすい部屋や、部屋番号が「陰」の性質を持つ場合は、ピンクやオレンジ、アイボリーなどの暖色系のインテリアを取り入れて温かみをプラスしましょう。逆に南向きで陽の気が強すぎる場合や、落ち着きを取り戻したい場合は、グリーンやベージュ、淡いブルーなどのアースカラーや寒色系を取り入れるとバランスが取れると言われています。

風水では方位ごとに相性の良い「ラッキーカラー」もありますが、基本的には自分がその部屋にいて「心地よい」「落ち着く」と感じる色を選ぶことが大切です。好きな色に囲まれて暮らすことは、それだけで心の安定と運気アップにつながります。

風水にとらわれすぎず快適に暮らす心構え

ここまで風水の知恵をご紹介してきましたが、最も大切なのは「風水にとらわれすぎないこと」です。風水はあくまで環境学であり、より良く生きるためのツールの一つに過ぎません。部屋番号の吉凶を気にするあまり、不安になったり、気に入った物件を諦めたりしてしまっては本末転倒です。

たとえ風水的に100点満点の部屋でなくても、掃除が行き届いていて、整理整頓され、笑顔で過ごせる部屋であれば、そこは間違いなく「良い気の流れる家」になります。逆に、どんなに吉数の部屋番号であっても、散らかっていて空気が淀んでいれば運気は下がってしまうかもしれません。

「この部屋番号だから悪いことが起きる」と考えるのではなく、「インテリアで工夫すればもっと良くなる」と前向きに捉えることが重要です。住む人の心が明るくポジティブであれば、それが最強の風水となり、幸運を引き寄せることができるでしょう。

総括：風水で選ぶマンションの部屋番号！運気が上がる階数と対処法を解説