玄関に赤い玉を配置する風水的意味と適切な方角・色の選択術

玄関に赤い玉を配置する風水的意味と適切な方角・色の選択術

家の運気は入り口から決まるとも言われるほど、玄関は大切な場所です。日々の暮らしをより良くするために、玄関の風水に関心を持つ方も多いのではないでしょうか。

特に、風水で玄関に赤い玉を置くことについて、「本当に良いの?」と気になっている方もいるかもしれません。「玄関に赤くて丸いものを置くと運気が上がるって本当なのかな?」、「そもそも風水で幸運を呼ぶとされる『赤くて丸いもの』とは具体的に何を指すのだろう?」、さらに一歩進んで「玄関自体を赤色にするのは風水的にどうなんだろう?」、そして「玄関には全体的にどのような色が良いとされているのだろう?」など、様々な疑問が浮かびますよね。

この記事では、そんな玄関の赤い玉と風水の気になる関係について、その意味や期待できる効果、正しい置き方から知っておきたい注意点まで詳しく解説します。赤い玉以外の開運アイテムや、運気を下げてしまうかもしれないNGポイント、さらには方角に合った風水的に玄関へ取り入れると良い色選びのヒントにも触れていきますので、あなたの疑問がきっと解消されるはずです。

ぜひ最後まで読んで、心地よく幸運を呼び込む玄関づくりの参考にしてください。

  • なぜ玄関に赤い玉が良いのか、その風水的な理由と意味がわかる
  • 赤い玉の代用品や具体的な置き場所、方角の考え方がわかる
  • 玄関に赤色を取り入れる際の注意点や避けるべきNGポイントがわかる
  • 赤い玉以外の開運アイテムや玄関の方角別ラッキーカラーがわかる
目次

玄関に赤い玉を置く風水の意味と効果

  • 風水で玄関に赤い玉が良いとされる理由
  • 玄関に赤い玉を置くと良いですか?
  • 風水で赤くて丸いものは何ですか?玉以外もOK?
  • 幸運を呼ぶ「赤くて丸いもの」の具体例
  • 赤い玉を置く理想的な場所や方角

風水で玄関に赤い玉が良いとされる理由

玄関に赤い玉を置くと良いとされる背景には、風水における龍の存在が深く関わっています。 風水では古くから「幸運は龍の背に乗ってやって来る」と考えられてきました。この幸運を運ぶとされる龍は、特定のものに引き寄せられる習性を持つと言われています。それが「赤くて丸いもの」なのです。

なぜ赤くて丸いものが龍を引き寄せるのでしょうか。 まず、龍はエネルギーの流れである「龍脈」を作り出す存在とされ、家の運気を左右する上で非常に重要視されます。玄関は家全体の運気の入り口であり、龍脈のスタート地点と考えられています。ここに龍が好むとされる赤くて丸いものを置くことで、龍を玄関に招き入れ、家の中に良い気をスムーズに取り込もうとするのが、この風習の理由です。

龍が好むとされる要素

  • 赤色:風水において赤は「火」の気を持ち、生命力や情熱、活力を象徴する非常にエネルギーの強い色です。魔除けや厄除けの色としても用いられており、ポジティブなエネルギーを引き寄せ、悪い気を祓う力があるとされています。
  • 丸い形:角のない丸い形は、調和や円満、完全性を象徴します。エネルギーの流れをスムーズにし、物事を円滑に進める力があるとされます。

このように、活力と魔除けを象徴する「赤色」と、調和と円満を象徴する「丸い形」の組み合わせは、幸運の象徴である龍にとって非常に魅力的であり、引き寄せられる目印になると考えられているのです。 また、龍が手に持つとされる「如意宝珠(にょいほうじゅ)」という、あらゆる願いを叶える宝の玉も、しばしば赤く丸い形で描かれます。玄関に赤くて丸いものを置くことは、この如意宝珠を模しているとも考えられ、幸運や願いの成就を引き寄せるという意味合いも含まれているのかもしれません。

玄関に赤い玉を置くと良いですか?

玄関に赤い玉を置くと良いですか?

結論から言いますと、玄関に赤い玉を置くことは、風水において運気を呼び込むための良い方法の一つと考えられています。

前述の通り、風水では幸運を運ぶとされる龍が赤くて丸いものに引き寄せられるという考え方があります。家の気の入り口である玄関に龍を招き入れるための目印として、赤くて丸いものを置くことが推奨されているためです。玄関が活性化すれば、家全体に良い運気が流れ込みやすくなると期待できます。

赤い玉を置くメリット

  • 幸運を呼び込む:龍を引き寄せ、家の中に良い運気を招き入れる手助けとなります。
  • 玄関の活性化:龍脈のスタート地点である玄関のエネルギーを高めます。
  • 魔除け効果:赤色が持つ力で、玄関から入ってくる邪気を祓う効果も期待できるでしょう。

代用品でも良い?

必ずしも高価な宝石の「赤い玉」を用意する必要はありません。風水では形や色が重要視されるため、以下の様なものでも代用が可能とされています。

  • 子供のおもちゃの赤いボール
  • 赤いリンゴ(※生ものなので定期的な交換が必要です。香りも楽しめます)
  • 赤い水晶玉やクリスタルガラスのオブジェ
  • 赤いビー玉など

大切なのは「赤くて丸い」という要素を満たすことです。ご自身の好みや玄関の雰囲気に合わせて、取り入れやすいものを選ぶと良いでしょう。

注意点

ただし、赤い玉を置けばすぐに幸運が訪れる、という単純なものではありません。風水で最も大切なのは、空間を清潔に保ち、整理整頓することです。ホコリが溜まっていたり、不要なもので溢れていたりする玄関では、いくら開運アイテムを置いても効果は半減してしまいます。

まずは玄関をきれいに掃除し、靴をきちんと収納するなど、基本的な環境を整えることが先決です。その上で、アクセントとして赤くて丸いものを取り入れることで、より良い効果が期待できるようになります。 また、赤は非常にエネルギーの強い色なので、多用しすぎると気のバランスを崩す可能性もあります。玄関全体の色彩バランスを見ながら、ワンポイントとして取り入れるのがおすすめです。

風水で赤くて丸いものは何ですか?玉以外もOK?

風水で玄関に置くと良いとされる「赤くて丸いもの」とは、その名の通り、色が赤く、形が丸いアイテムのことを指します。 必ずしも高価な「玉」や特定の素材である必要はありません。幸運を運ぶとされる龍を引き寄せるためのシンボルとして大切なのは、「赤色」と「丸い形状」という視覚的な特徴だからです。

なぜ玉に限定されないのか

風水の考え方では、形や色にはそれぞれ象徴的な意味やエネルギーが宿るとされています。「赤い玉」はその代表的な例ですが、重要なのは龍が認識しやすい目印となることです。 したがいまして、同じ特徴、つまり「赤くて丸い」という条件を満たしていれば、高価な宝玉でなくとも、身近なアイテムで代用しても同様の効果が期待できると考えられています。

代用品でも大丈夫

例えば、赤いリンゴであれば、自然の恵みであり豊かさの象徴とも取れます。子供のおもちゃの赤いボールであっても、純粋なエネルギーの象徴として機能するかもしれません。 材質や価格よりも、そのアイテムが持つ雰囲気や、ご自身がポジティブな気持ちで置けるかどうかが大切になります。

清潔さを保つこと

ただし、どのようなアイテムを選ぶにしても、それを清潔に保つことが風水の基本です。代用品として生ものであるリンゴを選ぶ場合は、傷んだり腐ったりする前に定期的に交換する必要があります。おもちゃのボールなども、汚れたままにせず、きれいに拭いておきましょう。 このように、「赤くて丸いもの」は玉に限定されず、身近なもので代用可能です。ご自身のライフスタイルや玄関の雰囲気に合わせて、心地よく置けるアイテムを選んでみてください。

幸運を呼ぶ「赤くて丸いもの」の具体例

幸運を呼ぶ「赤くて丸いもの」の具体例

玄関に置くことで幸運を呼び込むとされる「赤くて丸いもの」ですが、具体的にはどのようなアイテムがあるのでしょうか。高価な玉だけでなく、もっと手軽に取り入れられるものもたくさんあります。ここではいくつかの具体例を紹介します。

1. 赤いリンゴ

スーパーなどでも手軽に購入でき、見た目も可愛らしいのが赤いリンゴです。自然の恵みであり、「平和」や「豊かさ」の象徴とも言われます。置くだけでなく、爽やかな香りが玄関を満たすのも良い点でしょう。 ただし、生ものですので、傷む前に定期的に新しいものと交換することが必須です。

2. 赤いボール

お子様のおもちゃ箱にあるような、普通の赤いボールでも大丈夫です。素材はプラスチック、ゴム、布製など問いません。わざわざ新しいものを買う必要はなく、家にあるものを活用できます。清潔に保つことを心がけましょう。

3. 赤い水晶玉・クリスタルガラスのオブジェ

光を美しく反射する水晶やクリスタルガラス製のアイテムもおすすめです。キラキラとした輝きは、空間のエネルギーを高め、良い気を広げる効果があると言われています。 赤い色の水晶玉(スフィア)や、リンゴや球体をモチーフにしたガラス製の置物などが人気を集めています。

4. 赤いビー玉やパワーストーンの丸玉

小さなものでも「赤くて丸い」形であれば問題ありません。赤いビー玉をいくつかガラスの器に入れて飾ったり、赤い瑪瑙(メノウ)、カーネリアン、レッドジャスパーといったパワーストーンの丸玉(スフィア)を置いたりするのも良いでしょう。

5. 赤い花や植物をモチーフにしたもの

赤い花を丸い形にアレンジしたプリザーブドフラワー(※生花やドライフラワーは管理や風水的観点から注意が必要な場合があります)や、赤い丸をデザインしたアートフレームなども考えられます。インテリアに合わせて選ぶのも楽しいでしょう。

選ぶ際のポイント

これらの例の中から、ご自身の玄関のスペースやインテリアのテイスト、そして管理の手間などを考慮して、最も「しっくりくる」ものを選んでみてください。自分が心地よいと感じるもの、見ていてポジティブな気持ちになれるものが、より良い運気を引き寄せる手助けとなるでしょう。

赤い玉を置く理想的な場所や方角

幸運を呼ぶとされる赤い玉(または赤くて丸いもの)ですが、玄関のどこに置くのがより効果的なのでしょうか。理想的な置き場所や方角について解説します。

基本的な置き場所の考え方

まず、最も大切なのは「龍の目印」として、玄関を入ったときに自然と目に入りやすい場所に置くことです。

  • 靴箱の上
  • 飾り棚
  • 玄関に設けた小さなテーブルの上

などが一般的な候補になります。幸運の龍が家を訪れた際に、すぐに見つけられるような場所を意識して選びましょう。

もちろん、置く場所は常に清潔に保つことが大前提です。ホコリをかぶらないよう、こまめな掃除を心がけてください。 また、玄関の出入りや靴の脱ぎ履きといった日常の動作を妨げるような場所は避けましょう。スムーズな動線を確保することも、良い気の流れを保つためには重要です。

方角は重要?

「赤くて丸いもの」を置くべき特定の方角について、風水では絶対的なルールとして強く言及されているわけではないようです。これは、アイテム自体が持つ「龍を招く目印」としての意味合いが重視されているためと考えられます。ですから、方角にこだわりすぎるよりも、まずは「玄関の目立つ場所に置く」ことを優先するのが良いでしょう。

玄関の方角との相性を考慮する

とはいえ、玄関自体の向きと、赤色が持つ「火」の気の相性を考慮に入れると、より良い効果が期待できるかもしれません。

  • 東向きの玄関:「木」の気が強い方角です。「木」は「火(赤)」を生み出す関係(木生火)にあるため、相性が良いとされます。赤くて丸いものを置くことで、エネルギーが高まりやすいでしょう。
  • 南向きの玄関:元々「火」の気が強い方角です。ここにさらに強い赤色を取り入れると、エネルギーが過剰になりすぎる可能性があります。置く場合は、あまり大きなものではなく、ワンポイントとして控えめに使うのがおすすめです。
  • 北向きの玄関:「水」の気が強い方角です。「水」と「火(赤)」は相性が良くない(水剋火)とされますが、魔除けや活力アップのために小さな赤いものをアクセントとして置く程度であれば問題ないでしょう。
  • 西・北西向きの玄関:「金」の気が強い方角です。「火(赤)」は「金」を溶かす(火剋金)関係にあるため、こちらも相性は良くありません。しかし、これも北向き同様、小さなワンポイントとしてであれば、過度に気にする必要はないかもしれません。

結局のところ、方角に神経質になりすぎる必要はありません。まずは玄関を入ってすぐ目につく、清潔で邪魔にならない場所に置くことを基本とし、もし余裕があれば玄関の方角との相性も少し意識してみる、というスタンスが良いでしょう。

玄関と赤色の風水|注意点と他の開運色

玄関と赤色の風水|注意点と他の開運色

  • 風水で玄関は赤い方が本当にいい?注意点
  • 玄関の風水で赤色を取り入れる際の注意点
  • 赤色と相性の良い方角・悪い方角
  • 風水で玄関に良い色とは?方角別ガイド
  • 赤い玉以外で玄関に置くと良い風水アイテム
  • 玄関風水で避けるべきNGポイント

風水で玄関は赤い方が本当にいい?注意点

玄関に赤色を取り入れると運気が上がると聞き、「玄関全体を赤くした方が良いのだろうか?」と考える方もいるかもしれません。 先に結論をお伝えしますと、玄関に赤色を用いること自体は風水的に良い面もありますが、「玄関全体を赤にする」ことが必ずしも最善とは言えません。むしろ、使い方や玄関の向きによっては注意が必要な場合があります。

その主な理由は、赤色が持つエネルギーの強さにあります。 風水で赤は「火」の気を象徴し、活力や情熱を表す非常にパワフルな色です。適度に取り入れれば運気を活性化させる助けになりますが、過剰に使いすぎると、そのエネルギーが強すぎてしまい、家全体の気のバランスを崩してしまう可能性があるのです。

エネルギーが強すぎる場合の懸念点

  • 落ち着かない空間になる:玄関ドアや壁一面が真っ赤だと、視覚的な刺激が強く、圧迫感を感じやすくなります。毎日出入りする場所が落ち着かない雰囲気だと、住む人の気持ちも不安定になりかねません。
  • 良い気を燃やしてしまう?:「火」の気が強くなりすぎると、せっかく玄関から入ってきた良い運気まで燃やし尽くしてしまう、という考え方もあります。

玄関の方角との相性も重要

特に注意したいのが、玄関の方角との相性です。

  • 南向きの玄関:南はもともと「火」の気が強い方位です。ここにさらに赤を多用すると、火のエネルギーが過剰になり、運気のバランスを崩しやすいと言われています。
  • 北向きの玄関:「水」の気が強い方位です。水と火は相反する関係(水剋火)にあるため、赤色との相性は良くありません。
  • 西・北西向きの玄関:「金」の気が強い方位です。火は金を溶かす関係(火剋金)にあるため、こちらも赤色との相性は良くないとされます。

バランスの良い取り入れ方

このように考えると、玄関全体を赤にするのではなく、部分的に取り入れる方が安全で効果的と言えます。 例えば、玄関マット、スリッパ、花瓶、小さな置物などでアクセントとして赤色を使うのがおすすめです。あくまで「差し色」として、全体のバランスを見ながら取り入れることを心がけましょう。 繰り返しますが、玄関に赤を取り入れること自体は悪いことではありません。しかし、「赤ければ良い」というわけではなく、量や場所、方角などを考慮した、バランスの良い使い方をすることが大切です。

玄関の風水で赤色を取り入れる際の注意点

玄関に赤色を取り入れて運気アップを図りたい場合、いくつか心に留めておきたい注意点が存在します。赤色は強力なエネルギーを持つ色だからこそ、使い方を誤ると逆効果になってしまう可能性もあるため、以下のポイントを押さえておきましょう。

1. 赤色の「量」に気をつける

前述の通り、最も注意したいのが赤色の使いすぎです。赤はエネルギーが非常に強い色のため、玄関全体を赤でコーディネートしたり、壁紙やドアなど広い面積で赤色を使用したりするのは避けましょう。気のバランスが崩れ、落ち着かない空間になったり、良い運気を損なう原因になったりする可能性があります。 玄関マットやスリッパ、花、小さな置物など、あくまでワンポイントとして、アクセントカラーとして使うのが基本です。

2. 玄関の方角との相性を確認する

これも繰り返しになりますが、玄関の方角と赤色の相性は無視できません。 特に「火」の気が強い南向きの玄関に赤を多用するのは避けましょう。また、「水」の気が強い北向き、「金」の気が強い西・北西向きの玄関も、赤色(火の気)とは相反する関係にあるため、使用は控えめにするのが無難です。 東や南東向きの玄関は比較的相性が良いとされますが、それでも過剰にならないよう注意が必要です。

3. アイテムや周辺を清潔に保つ

風水の基本中の基本ですが、どんな開運アイテムを置くにしても、そのアイテム自体と置く場所周辺を常に清潔に保つことが何よりも大切です。 せっかく赤いアイテムを置いても、ホコリまみれだったり、周りが散らかっていたりしては、良い気は集まってきません。こまめな掃除を心がけましょう。

4. ドアやドアノブに直接飾らない

玄関のドア本体やドアノブに、リースや飾り物、ベルなどを直接ぶら下げるのは、風水では運気を下げる行為とされています。赤い飾りであっても同様です。飾りたい場合は、ドアの近くの壁などを利用しましょう。

5. 玄関に不要なものを置かない

開運アイテムを取り入れる以前に、玄関には本来置くべきでないものを放置しないようにしましょう。 例えば、ゴルフバッグやベビーカー、子供のおもちゃ、読み終えた新聞や雑誌、ダンボール箱などが玄関に出しっぱなしになっていると、気の流れが滞ってしまいます。これでは、せっかく赤色を取り入れても効果が十分に発揮されません。玄関は常にスッキリと片付け、気の通り道を確保することが重要です。

これらの注意点を守り、赤色を上手に取り入れることで、玄関から良い運気を呼び込み、家全体のエネルギーを高めることができるでしょう。

赤色と相性の良い方角・悪い方角

赤色と相性の良い方角・悪い方角

風水では、特定の色が持つエネルギーと、それぞれの方角が持つエネルギーの間には「相性」が存在すると考えられています。エネルギーが非常に強いとされる赤色を効果的に活用するためには、どの方角と相性が良く、どの方角では注意が必要なのかを知っておくと良いでしょう。

赤色と相性の良い方角

赤色が持つ「火」のエネルギーと相性が良く、そのパワーを効果的に活かせるとされる主な方角は以下の通りです。

●東 東は「木」の気を持つ方角です。五行思想において「木」は燃えて「火」を生み出す関係(木生火)にあります。このため、東と赤色の相性は非常に良いとされています。東に赤色を取り入れることで、成長や発展を促す木のエネルギーを、赤色の火の気がさらに力強くサポートし、仕事運や勉強運、健康運を高める効果が期待できます。

●南東 こちらも東と同様に「木」の気を持つとされる方角です。特に人間関係や縁を司る方位と言われており、赤色の活力が加わることで、コミュニケーションが円滑になったり、良い出会いを引き寄せたりする後押しとなるでしょう。

●南 南は、赤色そのものが象徴する「火」の気を持つ方角です。そのため、赤色との親和性は本来高いと言えます。南に赤色を取り入れると、人気運や美容運、直感力や芸術性といった才能を開花させるエネルギーを高める効果が期待されます。ただし、元々「火」の気が強い場所なので、赤色を使いすぎるとエネルギーが過剰になりやすい点には十分な注意が必要です。あくまでワンポイントとして、控えめに使うのが良いでしょう。

●北東 北東は「土」の気を持つ方角で、一般的に「鬼門」と呼ばれます。変化や停滞といった意味合いも持ちますが、ここに「火(赤)」の気を取り入れることで、「火」が「土」を生み出す関係(火生土)となり、エネルギーの安定化につながります。これが貯蓄運や不動産運の向上、現状を打破する良い変化をもたらすと考えられています。また、赤色が持つ魔除けの力で、鬼門から入る悪い気を祓うという意味合いも含まれます。

赤色と相性の悪い方角

一方で、赤色が持つ「火」のエネルギーと反発しやすく、多用すると運気を損なう可能性があるとされる方角もあります。

●西・北西 これらの西寄りの方角は「金」の気を持つとされています。五行思想では「火」は「金」を溶かしてしまう関係(火剋金)にあるため、相性は良くありません。西や北西に赤色を多用すると、金運や商売運(西)、または主人の運気や社会的地位、援助運(北西)に悪影響を及ぼす可能性があるため、避けるのが賢明です。

●北 北は「水」の気を持つ方角です。「水」は「火」を消してしまう関係(水剋火)にあるため、こちらも相性は良くありません。北に赤色を多用すると、水の気が持つ愛情運や信頼関係、健康運(特に泌尿器系や婦人科系)を損なう可能性があると言われています。

このように、赤色を風水に取り入れる際は、効果を高めたい運気と対応する方角の相性を考慮することが大切です。特に相性の悪いとされる方角では、赤色の使用は最小限に留めるか、避けるようにしましょう。

風水で玄関に良い色とは?方角別ガイド

玄関は「家の顔」とも言われ、外からのエネルギーを取り込む非常に重要な場所です。風水では、玄関の方角に合わせて適切な色を取り入れることで、その家全体の運気を高めることができると考えられています。ここでは、玄関の方角別に、おすすめのラッキーカラーとその色がもたらす主な運気についてご紹介します。ご自宅の玄関マットやインテリア選びの参考にしてみてください。

玄関の方角 おすすめの色 主な期待できる運気
ピンク, オレンジ, クリーム色, ベージュ, アイボリー 恋愛運, 金運, 信頼関係, 貯蓄運, 子宝運
北東
(鬼門)
白, 黄色, ベージュ, ブラウン, オレンジ, 赤(アクセント) 貯蓄運, 不動産運, 転職・転居運, 相続運, 健康運
青, 水色, 緑, 黄緑, ベージュ, 白, 赤(アクセント) 仕事運, 勉強運, 発展運, 若さ・活力, 情報運
南東 ピンク, オレンジ, 黄緑, ベージュ, 緑, 花柄, ストライプ柄 恋愛運, 結婚運, 人間関係運, 旅行運, 香りに関する運
緑, 黄緑, ベージュ, オフホワイト, オレンジ, 紫(アクセント) 人気運, 美容運, 知性・直感力, 芸術運, 才能開花
南西
(裏鬼門)
黄色, 茶色, ベージュ, 紫, 緑, オレンジ, 若草色 家庭運, 健康運(特に胃腸), 不動産運, 安定運, 努力が実る
西 黄色, ピンク, 白, 金色, 水色(金運アップ) 金運, 商売運, 恋愛運(楽しみ), 趣味運, コミュニケーション運
北西 白, ベージュ, クリーム色, 金色, 銀色, 緑, オレンジ, 茶色 出世運, 事業運, 勝負運, 援助運(スポンサー運), 地位・名誉

色選びのポイントと注意点

  • 上記は一般的な目安です。風水には様々な考え方があるため、これが絶対というわけではありません。
  • 玄関マットを選ぶ際は、色だけでなく素材も重要視されます。化学繊維よりも、綿や麻、ウールなどの天然素材の方が、より良い気を吸収しやすいと言われています。
  • 形としては、八角形が全方位からの良い気を引き寄せるとされ、特に人気があります。
  • 複数の色を取り入れたい場合は、柄物(花柄、果物柄、チェック柄など)を選ぶのも良いでしょう。
  • そして何よりも大切なのは、玄関を常に清潔に保ち、明るい雰囲気を維持することです。整理整頓され、心地よい空間であることが、良い運気を呼び込むための基本となります。

ご自宅の玄関の方角を確認し、上げたい運気に合わせてラッキーカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

赤い玉以外で玄関に置くと良い風水アイテム

玄関の運気を高めるアイテムとして「赤くて丸いもの」はよく知られていますが、それ以外にも幸運を呼び込むとされるアイテムは多数存在します。ご自宅の玄関の状況や、上げたい運気に合わせて、これらのアイテムを取り入れてみるのも良いでしょう。ここでは代表的なものをいくつかご紹介いたします。

●鏡 玄関に鏡を置くのは、風水では定番の開運アクションです。外からの良い「気」を中に引き込んだり、悪い「気」を跳ね返したりする効果が期待されます。 ただし、設置場所には重要なルールがあります。玄関のドアを開けて真正面に鏡を置くのは避けましょう。せっかく入ってきた幸運を跳ね返してしまうためです。鏡を置くなら、玄関を入って右側か左側の壁が適しています。右側に置くと仕事運や出世運、左側に置くと金運アップに繋がると言われています。 鏡の形は、風水では八角形が最も良いとされています。全方位から良い運気を集め、邪気を祓う力があるとされるからです。また、フレームの色はゴールドがおすすめです。ゴールドはタイミングを整え、良い出会いを引き寄せる効果があると言われています。合わせ鏡(鏡同士が向かい合う配置)にならないように、設置する鏡は一つに絞るのが良いでしょう。

●玄関マット 玄関マットは、外から持ち込んだホコリや汚れだけでなく、目に見えない悪い「気」(厄)を家の中に持ち込む前にフィルターのように受け止め、落としてくれる役割があるとされています。特に、たたき(土間)と床の段差があまりない玄関では、設置することが推奨されます。 色については、上げたい運気や玄関の方角に合わせて選ぶのが基本ですが、全体的な運気を上げたい場合はラベンダー色が、金運アップには黄色が良いとされます。形は、鏡と同様に八角形が幸運を招く形としておすすめです。 素材は、化学繊維よりも綿や麻、ウールといった天然素材の方が、気の吸収が良いとされます。そして何より、玄関マットは汚れやすいため、定期的に洗濯したり、きれいに掃除したりして清潔に保つことが非常に重要です。

●観葉植物 生きている植物が持つ生命エネルギーは、空間の気を浄化し、瑞々しく良い「気」を呼び込んでくれます。玄関に観葉植物を置くことで、家全体のエネルギーが活性化される効果が期待できます。 葉の形や成長の仕方によっても風水的な意味合いは異なりますが、例えばサボテンのようにトゲのある植物は、魔除けの効果があるとも言われています。 鉢の素材にもこだわりたい場合は、プラスチック製よりも陶器やテラコッタなどの自然素材でできたものを選ぶと、より風水的な効果が高まるとされています。ただし、枯らしてしまっては逆効果なので、日当たりなどを考慮し、玄関の環境でも育てやすい種類を選び、きちんとお手入れすることが大切です。

●季節の飾りや縁起物 玄関に季節感を取り入れることは、時間の流れを意識し、運気を活性化させる良い方法です。季節の花(生花が最も良いとされます)を飾ったり、お正月にはしめ飾り、節分には柊鰯といったように、季節ごとの飾りつけをするのはおすすめです。 また、その年の干支の置物を飾るのも良いでしょう。干支はその年の幸運を象徴するラッキーアイテムとされ、玄関に置くことで家全体の格を上げ、より良い運気を呼び込むと言われています。置く際は、干支の顔を家の中心方向に向けるのがポイントです。 手軽にできる浄化方法として、盛り塩も有効です。小皿に塩を円錐形または八角錐に盛り、玄関の隅(たたきではなく、上がった框の上が良いでしょう)に置きます。定期的に交換し、古い塩は感謝して捨てるか、玄関の外に撒いて清めに使うと良いでしょう。

●良い香りのするもの(消臭剤・芳香剤) 玄関はその家の第一印象を左右する場所であり、「香り」も運気に影響を与える重要な要素です。靴の臭いなどがこもりやすい場所でもあるため、良い香りを保つ工夫は大切です。 消臭剤や芳香剤を活用するのも良い方法です。香りの種類は、天然のアロマや、季節感のある爽やかな香りなどがおすすめです。また、季節の花を飾ることは、見た目の美しさだけでなく、自然で心地よい香りを玄関にもたらしてくれます。

これらのアイテムを参考に、ご自宅の玄関に合ったものを選んで、心地よく幸運を呼び込む空間づくりを目指してみてください。

玄関風水で避けるべきNGポイント

玄関風水で避けるべきNGポイント

良い運気を呼び込むために玄関に開運アイテムを置くことも大切ですが、それと同じくらい重要なのが、「運気を下げるNGな状態」を避けることです。知らず知らずのうちに玄関の運気を下げてしまわないよう、風水的に避けるべきポイントをしっかり確認しておきましょう。

●1. 玄関が汚れている・散らかっている これは風水における最も基本的なNGポイントです。玄関がホコリだらけだったり、たたき(土間)が泥で汚れていたり、靴がたくさん脱ぎ散らかされていたりする状態では、良い運気は決して入ってきません。むしろ悪い気が溜まりやすくなり、家全体の運気を著しく低下させます。 最低限、たたきは掃き掃除をし、靴は揃えて人数分以上は出しっぱなしにしないようにしましょう。理想は、たたきやドアノブを定期的に水拭きし、靴は靴箱にしまうことです。

●2. 玄関に関係のないものが置かれている 玄関はあくまで人や「気」が出入りするための通路です。ここに、本来玄関にあるべきではないものを置くと、気の流れを阻害してしまいます。 よく見かけるNG例としては、以下のようなものがあります。 * ゴルフバッグ、ベビーカー、三輪車など * 子供のおもちゃ(外遊び用のボール、砂遊び道具など) * ペット用のケージやトイレ * 季節外れの靴やコート、使わない傘 * 通販などで届いたダンボール箱をそのまま放置 * ゴミ箱(特に生ゴミなど悪臭のするもの) * 新聞紙やチラシの束 これらは、本来あるべき場所へ移動させるか、専用の収納スペースを設けて、玄関の通路をスッキリさせることが大切です。

●3. 玄関の真正面に鏡がある 鏡は気を反射するアイテムです。玄関のドアを開けて真正面に鏡があると、外から入ってきた良い運気をそのまま跳ね返してしまいます。これは大きな運気ダウンにつながるため避けましょう。鏡は玄関を入って左右どちらかの壁面に設置するのが基本です。

●4. 合わせ鏡になっている 玄関に複数の鏡を置く場合に注意したいのが「合わせ鏡」です。鏡同士が向かい合って互いを映し出す状態になると、気がその間で乱反射し続け、空間のエネルギーが非常に不安定になると言われています。玄関には鏡を一つだけ置くか、複数置く場合でも絶対に向かい合わせにならないように配置しましょう。

●5. ドアやドアノブに物を掛けている 玄関ドア本体やドアノブには、基本的に何も掛けない方が良いとされています。リース、飾り物、お守り、ベルなどを直接掛けるのは、気の流れを妨げる原因となり、運気を下げてしまう可能性があります。飾りたい場合は、ドアの近くの壁を利用するなど工夫しましょう。

●6. 玄関マットやスリッパが汚い・古い 玄関マットやスリッパは、外から持ち込んだ厄を落とす役割があります。これらがひどく汚れていたり、破れていたり、古くてくたびれていたりすると、厄を溜め込んだ状態になり、かえって運気を下げてしまいます。マットはこまめに洗濯や掃除をし、スリッパも定期的に手入れや交換をして、常に清潔な状態を保つことが重要です。

●7. 枯れた植物・ドライフラワーを飾る 生きている植物は良い気をもたらしますが、その逆もあります。枯れた観葉植物をそのままにしたり、ドライフラワーを玄関に飾ったりするのは風水ではNGとされています。これらは「死んだ気」や「陰の気」を放ち、良い運気を吸い取ってしまうと考えられているためです。玄関には生命力のある生花や観葉植物を飾りましょう。

●8. 玄関が暗い・狭い 玄関はできるだけ明るく、開放的な空間であることが望ましいです。照明が暗すぎたり、物が溢れていて狭く感じられたりする玄関は、気が滞りやすく、運気が停滞する原因となります。照明器具を明るいものに変えたり、間接照明を追加したり、不要な物を処分してスペースを確保するなどして、明るくスッキリとした玄関を目指しましょう。

これらのNGポイントに心当たりがないか、ぜひ一度ご自宅の玄関をチェックしてみてください。改善できる点があれば、少しずつでも手を入れていくことで、玄関から良い運気を呼び込むことができるでしょう。

総括:玄関に赤い玉を配置する風水的意味と適切な方角・色の選択術

この記事をまとめると、

  • 風水では幸運は龍が運び、龍は赤くて丸いものを好むとされる
  • 玄関は気の入口であり、龍脈のスタート地点である
  • 玄関に赤くて丸いものを置くと、龍を招き幸運を呼び込むとされる
  • 赤い玉(丸いもの)は活力・魔除け・調和の象徴である
  • 赤い玉の代用品として、リンゴやボール、水晶なども良い
  • どんなアイテムでも清潔に保つことが風水の基本である
  • 赤くて丸いものは玄関を入って目につく場所に置くと良い
  • 置く方角に厳密な決まりはないが、玄関の向きとの相性は考慮する
  • 赤色は東・南東・南・北東の方角と相性が良い
  • 赤色は西・北西・北の方角とは相性が悪いとされる
  • 玄関全体を赤にするのはエネルギーが強すぎるため注意が必要
  • 風水で赤色はワンポイント、差し色として使うのがおすすめ
  • 赤い玉以外では鏡、玄関マット、観葉植物も開運アイテムである
  • 玄関風水で最も重要なのは清潔さと整理整頓である
  • 真正面の鏡、玄関に不要な物、枯れた植物は運気を下げるNG行為
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