【風水】船の置物で運気アップ！通説に学ぶ玄関の飾り方

新生活の始まりやお家の模様替えを機に、縁起の良い飾り物として風水で船の置物を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。幸福や富を運んでくるとされる船の置物ですが、その飾り方に関する通説や注意点を知ることで、より心地よい空間づくりに役立てることができます。

この記事では、風水の一般的な考え方に基づき、船の置物が持つとされる意味から、推奨される飾り方のポイント、そして様々な流派で語られる注意点まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。開運アイテムとされる縁起物との上手な付き合い方を探っていきましょう。

風水で船の置物が持つ幸運を呼ぶ意味

幸福を運ぶ？船の置物が持つ意味

風水や古くからの縁起担ぎにおいて、船の置物は「富」や「幸福」を運び込む、縁起の良いアイテムとして広く親しまれています。

これは、船が歴史的に交易の主役として、金銀財宝や産物といった「宝」を運ぶ役割を担ってきたことに由来します。その姿から、船は「順風満帆」といった成功の象徴とされ、特に七福神が乗る「宝船」は、あらゆる福徳を家庭に招き入れるシンボルとして知られています。

このように、船の置物をインテリアとして飾ることは、家庭や仕事における豊かさや成功への願いを込めた、伝統的な開運アイテムの一つと考えられているのです。

運気を逃がさない！船首は家の中へ向けるのが吉とされる理由

自宅玄関の船の置物、おとんから「向き変えろ」って言われて変えた。調べたら今までの置き方風水的にはダメやった🤦‍♀️おとん的には「船とは」て意味で指摘したっぽいけど…？多くを語らんので分からん
哲ちゃんは今3回目 https://t.co/N5l5PPXEvN

— ☺︎yuriだよ☺︎ (@yuridayo222) January 5, 2025

船の置物で運気アップを期待する上で、多くの風水や縁起担ぎで重要視されるのが「船の向き」です。通説では、船の置物は船首（船の先端）を家の内側に向けて飾ることが推奨されています。

なぜなら、船は外から幸運や財宝を「運んでくる」ものと考えられているからです。船首が玄関や窓の外を向いていると、せっかく舞い込むとされる幸運が、そのまま家の外へ出て行ってしまうと解釈されることがあります。これが、開運を期待して置いたはずが、かえって運気を逃す配置と見なされる理由です。

例えば、玄関に飾る場合はリビングや家の中心方向へ、リビングの窓辺に置く場合も同様に部屋の奥側へ船首が向くように配置します。この考え方は広く知られていますが、家の方位や他の風水術によっては異なる解釈も存在するため、あくまで一般的なセオリーの一つとして捉えると良いでしょう。

置物の船が進む方向の見分け方

船の置物を飾る際、どちらが船首か迷うことがあるかもしれません。特に帆船の模型などでは判断が難しい場合があります。

帆や旗の向きはデザイン上の演出であることも多いため、より確実なのは船体そのものの形状を見ることです。一般的に、船は水の抵抗を減らすために船首が細く鋭く、船尾は比較的幅広く作られています。

船体で判別するポイント

• 船首（前）：船体が細く尖っている。錨（いかり）や錨鎖孔（アンカーハウス）があることが多い。
• 船尾（後ろ）：船体が比較的広い。舵（かじ）やスクリュープロペラが付いている。船名が書かれていることも多い。

これらの特徴を参考にすれば、ほとんどの模型で進行方向を正しく判断できるはずです。

宝船は玄関や窓辺に置くのが良いとされる訳

【気まぐれオフィス紹介】弊社にはこんな船の置物があります。風水的に船の置物は幸福を呼ぶそうですよ。[いわさき] pic.twitter.com/vhnGHXksVn

— アイスタイル新卒/@cosme運営 (@istyle_freshers) September 29, 2015

船の置物を飾る場所として、風水では玄関や窓辺が特に効果的だとされることがあります。

その理由は、玄関や窓は家の中と外をつなぐ「気の入り口」と見なされているからです。外の世界にある良い運気（旺気）は、主に玄関から入ってくると考えられています。したがって、気の入り口である玄関や窓辺に船の置物を内向きに置くことで、外からの良い気を効率よくキャッチし、家全体へと運び込む効果が期待できる、という説です。

もちろん、家族が集まるリビングに置けば家庭運に、仕事部屋に置けば仕事運にと、置く場所によって期待するテーマを変えるのも良いでしょう。いずれの場合も、「船首を部屋の内側に向ける」という通説を参考に配置するのが一般的です。

【コラム】飛行機の置物はモダン風水のシンボル？

船と同じく、飛行機の置物も幸運を運び込むシンボルとして解釈されることがあります。これは特に、現代のライフスタイルに合わせて生まれた「モダン風水」寄りの考え方です。

船が伝統的に「水」の上の乗り物であるのに対し、飛行機は「風」に乗って移動します。風水では「気は風に乗って流れる」とされるため、飛行機は遠方からの良い知らせやチャンス、旅行運、そしてスピーディーな出世といった運気を運んでくると考えられることがあります。

海外との関わりがある方や、キャリアの飛躍を目指す方にとっては、イメージしやすいラッキーアイテムかもしれません。こちらも船と同様、機首を部屋の内側に向けて飾るのが良いとされています。

風水で船の置物を飾る際の重要ポイント

運気を損なわないための注意点

ここまで船の置物がもたらすとされる良い効果について解説してきましたが、扱い方によってはその効果が期待できない、あるいは運気を損なう可能性があると考える専門家もいます。

多くの説で指摘されるのは、前述の通り「船の向き」です。船首を家の外に向けると、幸運が外へ流出すると考えられやすいため、避けるのが無難とされています。

清潔さを保つことが運気アップの基本

風水の効果を語る上で、多くの専門家が「掃除や整理整頓」を最重要視します。これは船の置物に限らず、あらゆる開運アイテムに共通する大原則です。

ホコリや汚れは、風水では「邪気」の象徴と見なされがちです。どんなに素晴らしい縁起物でも、邪気にまみれていては本来のパワーを発揮しにくいと考えられています。むしろ、邪気を溜め込むことで、運気を下げる要因になりかねません。

運気を良くしたいという思いで飾った置物が、手入れ不足で逆効果になっては残念です。船の置物を飾る際は、こまめにホコリを払い、常にきれいな状態を保つことを心がけてください。愛情を込めて手入れをすることが、心地よい空間と気の流れを作るとされています。

玄関に置くと良いとされる他の縁起物

幸運の入り口とされる玄関には、船の置物以外にも飾ることで運気を高めるとされる縁起物がたくさんあります。いくつか代表的なものをご紹介します。

• 招き猫：右手を上げているものは「金運」、左手を上げているものは「人（客）」を招くとされています。
• カエル：「無事に帰る」「お金が返る」という語呂合わせから、交通安全や金運アップの象徴とされます。
• 麒麟（きりん）：平和と安定をもたらすと言われる伝説上の神獣です。
• 観葉植物：生きている植物は生命力の象徴であり、悪い気を浄化し、良い気を生み出す力があるとされます。

ただし、物をごちゃごちゃと置きすぎるのは気の流れを妨げると考えられるため、お気に入りのものを厳選してスッキリと飾るのがポイントです。

玄関に置くのを避けたいとされるアイテム

良いものを置くことと同時に、運気を下げるとされるものを置かないことも大切です。特に玄関に置くのは避けたいとされる代表的なアイテムと考え方をまとめました。

ドライフラワーは玄関に置いてもいいの？

前述のNGアイテムの中でも、特に解釈が分かれやすいのがドライフラワーです。伝統的な風水では、「死んだ花」、つまり生命エネルギーのない「陰」の気を持つものと見なされることが多く、気の入り口である玄関には不向きだと考えられてきました。

玄関は、外から生命力あふれる「陽」の良い気を取り込むべき場所。そこに陰の気が強いものを置くと、陽の気を損なうという理屈です。これは、生きた植物が「生気」を発するのとは逆の作用とされます。

一方で、現代のインテリア風水では、美しく管理されていれば問題ないとする見解もあります。もし飾る場合は、ホコリが被らないように清潔に保ち、長期間飾りっぱなしにしないなどの工夫をすると良いかもしれません。

総括：【風水】船の置物で運気アップ！通説に学ぶ玄関の飾り方

この記事の要点を、最後に箇条書きでまとめます。